ガソリン価格は原油・為替・補助金・季節要因で動きます。本記事ではガソナビの forecast モデル(実績 + 予測)と公開統計をもとに、2026 年 4 月時点のガソリン価格動向と、今後 1〜3 ヶ月の見通しを整理します。
現状サマリー(2026 年 4 月)
ガソナビが集計した全国平均価格(レギュラーガソリン):
- 約 169 円/L(4 月下旬時点)
- 過去 90 日のレンジ: 167〜171 円
- 直近のトレンド: 横ばい〜緩やかな上昇
軽油・ハイオクとの関係:
- レギュラー: 169 円台
- 軽油: 158 円台(レギュラー −11 円)
- ハイオク: 180 円前後(レギュラー +11 円)
最新の数値は 都道府県別価格相場ページ で日次更新されています。
価格を動かす 3 要因
1. 原油価格(ドバイ原油)
直近 3 ヶ月のドバイ原油は 80〜85 ドル/バレルのレンジ。中東情勢(特にイラン関連)の緊張で上振れリスクあり。OPEC+ の協調減産は継続中。
価格への影響度は概算で:
- ドバイ原油 +10 ドル → ガソリン +5〜7 円
- ドバイ原油 −10 ドル → ガソリン −5〜7 円
2. 為替(USD/JPY)
直近の USD/JPY は 150〜155 円のレンジ。米国の利下げ観測が後退すると円安進行(=ガソリン上昇)リスクが残ります。
価格への影響度:
- 円安 +5 円(150→155)→ ガソリン +2〜3 円
- 円高 −5 円 → ガソリン −2〜3 円
3. 補助金
燃料油価格激変緩和補助金は 2026 年 4 月時点も継続中で、1L あたり 10〜25 円の引き下げ効果があります。段階的縮小 が議論されており、これが今後の主要なリスク要因です。詳細は 補助金記事 を参照。
今後 1〜3 ヶ月の見通し
3 つのシナリオで考えます。
ベースケース(確率 50%)
- 原油: 80〜85 ドルで推移
- 為替: 150〜155 円で推移
- 補助金: 現状維持
→ 次月 ±2 円程度の小幅変動。GW 直前の小幅上昇(+1〜3 円)の後、5 月中旬に戻る想定。
上振れシナリオ(確率 30%)
- 原油: 中東リスクで 90 ドル超え
- 為替: 円安 158 円台
- 補助金: 縮小開始
→ 1〜3 ヶ月で +5〜10 円。GW 後半〜5 月中旬にじわりと上昇。
下振れシナリオ(確率 20%)
- 原油: 世界景気減速で 75 ドル割れ
- 為替: 円高 145 円台
- 補助金: 現状維持
→ 次月 −3〜−5 円。GW 中盤以降に値下がりが顕著に。
季節パターン
過去 5 年の傾向から、月別の価格変動には季節性があります:
| 月 | 傾向 |
|---|---|
| 1〜2 月 | 灯油需要との競合で軽油・レギュラーともに高め |
| 3〜4 月 | 新年度・GW 直前で需要増、緩やかに上昇 |
| 5〜6 月 | GW 明けに一旦軟化、梅雨入りで安定 |
| 7〜8 月 | お盆需要で再上昇、年間で最高水準のことも |
| 9〜10 月 | 秋口は最も安定。年間で最安付近 |
| 11〜12 月 | 灯油需要立ち上がりで再上昇傾向 |
つまり「給油タイミングを選べるなら 9〜10 月が狙い目」。逆に GW 前・お盆前・年末年始の直前給油はやや高値掴みになりやすい。
アクション提案
- GW 期間の長距離移動: 出発前に満タン、サービスエリアでの給油を避ける
- 5 月中盤以降の見極め: 軟化するシナリオなら 5 月後半まで待って大量給油
- アプリでエリア最安値の継続チェック: 全国平均の動きより、自エリアの実勢を見る方が節約効果が大きい
まとめ
- 4 月時点のレギュラー全国平均: 約 169 円
- 次月のメイン予測: ±2 円の小幅変動
- 上振れリスクは中東情勢と補助金縮小、下振れは世界景気減速
- 季節パターン: 9〜10 月が年間最安付近、3〜4 月と 7〜8 月は高め
この記事は 月次で更新 しています。最新の予測は本記事の更新版を、リアルタイム価格は 都道府県別価格ページ をご覧ください。